【2j3j】至急､ウザい奴への対処法を教えてください［学パロ］

56話 ページ15

『…帰るっていう選択肢ないかな』

剣持「仕事ですよ仕事」

『分かってる、分かってるから……うん』


遂にやってきてしまった、外国の先生に校内を案内する日。今さっき職員室に行ったら、担当の先生に笑顔で「5人いるけど、まあ頑張ってね！俺らこれから職員会議だから！」と憎たらしいほどに綺麗な笑顔で告げられてから早数分が経っていた。

別にさ、案内するのは全然良いしむしろ良い体験になりそうだから嬉しいんだよ。
でも5人もいるのは違うじゃん。


夢追「まさかやってくる先生が5人とはね…」

『当日になって人数知るってのはなんかしてやられた感するんですけど…』

夢追「まあ、案内だったら全体に向けて言えば良いだけだし」

剣持「英検の二次試験みたいなもんですよ、多分」

『絶対にそれは違う』


いくらゆっくり歩いても駄弁って歩いても、目的地である談話室は職員室からすぐだったからもう目の前に着いてしまった。心なしか小さく会話する声が聞こえる気が………
やっばい、普通に心臓バックバクしてうるさくなってきた


『……ちょっと一回深呼吸して良い？』

剣持「緊張しすぎじゃないですか」

『黙れ小僧』


英語喋るのに緊張はしないけど、先生の案内っていうのが緊張するんだよマジで
じゃあなんだ、お前は一切緊張していないっていうのか剣持刀也！軽く手震えてるの見えてんだからな‼︎


夢追「はいはい、いいから入るよ」

『はい』

剣持「行きますか」


やだなーーー、なんで5人もの先生の相手をしなくちゃなんないんだ
いや内申にいい影響ありそうだから結果オーライなのかもしれないけd


夢追「え”っ⁉︎」

剣持「はぁっ⁉︎お前、あの時の！」

『…えっ？』


いや待って何事……


ミスタ「Ah, the kid who showed me the way! long time no see!(あっ、道案内してくれた子だ!久しぶり!)」

『えっっミスタさん⁉︎』

⁇「？Hey Mista, do you know her?(ねえミスタ、彼女と知り合いなの?)」

ミスタ「Yes! She is the girl who showed me the way when I got lost!(僕が道に迷った時に道案内してくれた子だよ!)」

⁇「Really⁉︎」


夢追「確かに…あの時も先生だって言ってたし、ウチに来る可能性あったな…」

『…あはは……』

剣持「ホント不思議な運持ってますよね、Aって」

『だまらっしゃい』

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