52話 ページ11
夢追「よーし、帰ろっかな!」
加賀美「あれっ」
『いやー、やっぱ今すぐ帰りたくなってきた‼︎』
加賀美「あれっ」
夢追「今すぐ帰ろう、絶対に帰ろう。」
『ちょっとこれから家帰るっていう用事思い出したんで帰りますわ』
加賀美「ちょっ……手のひら返しすぎませんか⁉︎」
先生関連なんて絶対にめんどくさいに決まってる。
生憎だけど面倒事に顔を突っ込む趣味は持ち合わせてないんだよなーー、残念だけど。
『書類キライ』
加賀美「一応これ書類仕事じゃないですよ」
夢追「え、じゃあどういうやつ?」
剣持「ちょ、社長‼︎手動かしながら喋ってくださいよ!」
加賀美「あっ、すみません!」
無意識のうちに止めてしまっていたのであろう筆を再び走らせたハヤト。なんだこの字の綺麗さ
ハヤトは、目線は書類に向けながらも仕事の説明をし始めてくれた。
加賀美「実は、…体育祭の直前に、入ってくる…先生が数名、いらっしゃるんですよ」
夢追「なるほど?」
加賀美「その全員が、実は外国人でして。色々と教えないといけないことが…ある、らしいんですが、先生方は体育祭準備に追われるため…私たちに、白羽の矢が立ったんです。」
『…話す内容変わるけど、喋りながら全然違う文章書けるのすごいね』
加賀美「まあ慣れていますし。続けますね」
加賀美「私たち生徒会に充てられた仕事は、校内の案内や学校行事についての説明…などですかね。まあ基本情報を教える感じです」
なんだ、じゃあ全然楽じゃん。案内紛いのことなら前もやったし。
夢追先輩も同じ考えなのか、小さく頷いている。
剣持「本当は社長が案内した方がいいんでしょうけどね」
加賀美「私も仕事が立て込んでまして……姉妹校の生徒会との交流も控えてますし」
夢追「副会長だし僕はやった方がいいよね。Aちゃんは任せるけど…」
『やりますやります。英語喋れる人の方がいい感じだもんね?』
剣持「ああ、一応僕も行くことになってますんで。今回まあまあな人数来るらしいんですよね」
『マジか』
そんな大人数の先生がなんでこのタイミングで来るんだろ
外国の方だと9月から新学期だけど、ここ日本だから別にそういう訳でもないし…
加賀美「では3日後よろしくお願いしますね」
『あ、今じゃないんだ』
加賀美「さすがに直前でお願いしたりはしませんよ」
剣持「もし直前で頼まれたらストライキものだろ」
『確かに』
……まあ、いっか
1699人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます……!!!かなりスロースペースで進んでるんで結構ストーリーの進展がないんですけど、ゆったり見ていただければ幸いです…更新頑張ります! (4月29日 20時) (レス) id: 632285d24d (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - 小説の書き方とか内容とか好きすぎて泣き叫びましたありがとうございます……自分のペースで無理せず頑張ってください!更新お待ちしてます…!! (4月29日 10時) (レス) @page28 id: 4d1a1522a9 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - てるさん» ありがとうございます!!!メチャクチャに励みになります、頑張ります! (4月19日 17時) (レス) id: 1f83f9b62a (このIDを非表示/違反報告)
てる(プロフ) - 面白くて一気に見てしまいました🤭ゆっくりで良いので頑張って下さい!大好きです!!! (4月19日 14時) (レス) id: 0c0699b034 (このIDを非表示/違反報告)
猫のお餅( ・ω・ )(プロフ) - 雪見大福さん» ありがとうございます!最近スランプ気味だったもので、嬉しいです (3月12日 18時) (レス) id: 613063e3d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ