【WT】なんかトリップしたんだけど勘違いが激しい【トリップ】 (ページ8)

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お声がすてきページ8

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何本か訓練を終え、休憩と題したサボりをしていれば、何処からか足音が聞こえた。こんなときに訪ねてくるのなんて一人しか居ないんだけど

『……迅さん、ですね』

「お、分かっちゃった？」

『分かっちゃいました』

ぼんち揚片手に「せっかく驚かそうと思ってたのになぁ」と笑う迅さんは、驚かせるなんて思ってないんだろう。
彼には未来が見えるから。

「ところでさ、今日は話があるんだけど」

二つ上の迅さんはよく相談に乗ってくれる、兄のような存在だ。下らないことや大切な事を何でも聞いてくれて、それ相応のアドバイスをくれる人

そんな迅さんから話と言えば、まぁいい予感はしない…私の副作用がそう言ってる

「明日は、玉狛に居てほしい」

『…はい』

何でとは聞かない。

だって、迅さんの言う未来に間違いはないし。私も前の世界で愛読してたおかけが、このあと起こることを分かってしまっているから。

迅さんは素直に頷く私の頭を撫でてから、ゆっくりと引き寄せた。

「そんな顔するなよ。大丈夫だ。Aは実力派エリートが守るから」

……まさかその台詞を耳元で聞けるとは思ってなかったです。中村しゃんのお声素敵すぎっす。

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