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何故こうなっている ページ2






冷たい風が肌に触れる感覚で目が覚めた。


『…いきてる?』


と思って自分の体を見てみれば、明らかに前よりも小さくなっている手と身体が目に入った。そして腕や足にある多数の傷と、首に繋がれた鎖も。

…これは厄介なことになった。とりあえずトリップはしたらしいが、"私"は虐 待をされているようだ。ひどい親も居たものだ、と完全に他人事なのだけれど



寝転んだ体制から体育座りに姿勢を直し、そのまま膝に顔を埋める

…これからどうしよう
そもそもこの世界は何処なんだろう。

途方もない疑問に、頭が痛くなってきた



その時、大きな音ともに建物が揺れて、踏ん張れずに横に倒れる。なんか危ない予感しかしないんだけど。地震かもしれないから、とりあえず動かないでおこう。



暫くすると揺れがおさまり、暗さに目がなれてきた。ので、部屋の扉を開けてゆっくり階段を登っていく。

私は地下にいたんだ…通りで寒いと思ったよ


つたない足取りで玄関にたどり着いて、背伸びをしてドアノブを捻った。



『……っあ』



この生物を知っている。

蟹のような形をしていて、主人公が一番最初に戦った兵士


_モールモッド、だ。



どうやら私は、ワートリの世界にトリップしたようです。





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作者名:-naki- | 作成日時:2017年12月25日 18時

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