第52話 ゲーム【Dama side】 ページ5
モトキの部屋で、
ゲームを始めたはいいものの。
｢待って、お前、容赦なくね！？｣
シルクの悲痛な叫びと、
｢はーい、シルクばいばーい。｣
楽しそうな、彼女の悠々とした声。
｢え！？うそ、マジ！？｣
ンダホの開いた口が塞がらないで、
｢ちょ、やべぇ。Aちゃん、上手すぎねぇ？｣
マサイも笑いが止まらない。
｢ゲーム好きの友達に、鍛えられた。｣
そう言って、ドヤ顔でこちらにグッドサイン。
いや、そんな、ドヤられても…。
おっと危ねぇ。
俺も集中しねぇと、負けちまう。
すぐに画面に戻る。
｢シルクは、雑魚だけど、ダーマさんはやっぱ強いなぁ。シルクは雑魚だけど。｣
｢誰が、雑魚だ！血ぃ吸ってやろうか！｣
｢今はやめて！負ける！｣
二人の仲良さげな声がして、なんだかイライラ。
｢イチャイチャすんな！気が散るだろーが！｣
ぱっとそっちを見て、いつもみたいにツッコミ叫んだのはいいけども。
｢なんだよ。その、嬉しそうな目。｣
シルクに言うと、
｢いやぁな。ダーマも、ついにヤキモチかぁってな。｣
なんて言って笑うから、
顔がかあっと赤くなるのが分かって、
いつもより弱気な、
うるせぇ。
が出た。
それから、それを紛らわすように、
｢絶対、倒ーす。｣
と言ってから、画面を見る。
いつものようにボタンを押しながら、
その画面の中にいる、
いつもは居なかった存在を確かめた。
心の中の、
まだ俺には分からない、もやっとしたもの。
また、迫ってきてる新作の締め切り。
担当さんの、無茶振り。
恋愛もんとか、書けねぇもんは書けねぇよ。
したことねぇし。
頑張ってはみたものの、ヒロイン定まんねぇし。
｢うわー！負けたー！｣
彼女の声で、はっと我に返る。
画面に映る、フィニッシュの文字。
自然とそちらに目を向けると、ぱっと視線が絡んだ。
｢ダーマさん、強いね。｣
ふわふわとした、その笑顔。
どうやったら、掴めるだろうか。
…なんてな。
なぜか、口元が緩んで笑ってしまう。
まぁ、いいか。
なんか、心地いいし。
｢あぁ、まぁな。｣
きっと、俺の顔は今。
気味悪いぐらい、笑顔だろう。
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wakame(プロフ) - HANAさん» わぁぁああ！！！お久しぶり！！！HANAしゃんんん！！待たせたぁあ！！！ また書いていくよ〜！！！(*´ω`*) (2020年4月17日 14時) (
レス) id: 83c6b9e631 (このIDを非表示/違反報告)
wakame(プロフ) - Mikaさん» 大変お待たせしてしまいました…！！ ぼちぼちと更新再開していけたらと思っております！！ (2020年4月17日 14時) (レス) id: 83c6b9e631 (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - うわぁぁぁん、更新だぁぁぁヽ(；▽；)ノ (2020年4月17日 7時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
Mika - 未だに更新待ってるのは私だけですか…？ (2019年10月13日 12時) (レス) id: 37a1820ea0 (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 更新！更新！更新〜！！！！ありがとうございましたぁ！！！ (2018年7月13日 19時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
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