君が好きだから 3【Masai＆Silk】 ページ4
☆きみのせいじゃない1
【Masai side】
｢マサイ！｣
名前を呼ばれて振り返ると、笑顔のシルクと一緒にAが立っていて。
この間の事があって、俺は何となくシルクに後ろめたく、
「何だよ、俺忙しいんだけど。」
ってぶっきらぼうに答えた。
忙しくなんかない。
いつもの様に写真撮ってただけだし。
ちょっとだけだからさ、
そうシルクが言うから、
渋々ふたりの方に身体を向ける。
Aは、
なんだか居心地が悪そうに、シルクの後ろに身体半分隠して俺を見ていた。
そりゃそうなんだけど、
俺が悪いんだけど、
胸がズキンと痛んで、
心にグルグルとドス黒い感情が渦巻いて。
「俺らさ、結婚することにしたんだ！」
それは、全身に冷水を浴びたかの様な衝撃。
分かってたよ、いつかそうなるだろうって。
でも、付き合ってても尚、
シルクに片思いなんだって言ってたAは、
いつも自分に自信が無くて、
太陽の様に光り輝くシルクに憧れて、
自分との差に悩んで、
そんで俺に相談してたんだよな？
「さっき、プロポーズしたんだ。」
これ以上ないくらいの笑顔を見せるシルクに、
Aの心に届かない想いを持つ俺が、殺意を持たない訳がない。
シルク、お前は知ってるのか？
Aがいつも光り輝くお前に悩んでた事を。
Aがお前にコンプレックスを抱いてた事を。
自然と握る手に力が入り、奥歯をギッと噛み締めて。
でもAは俺の顔を見て、
小さく首を横に振った。
『マサイくん、それは言わないで』
そう言われてるみたいだった。
何も言わない俺に、シルクが
「マサイ？どうかしたか？」
って、聞いて来た。
「あ、あー！ビックリした！！おめでと！！いや、めでたいな！！」
って笑って見せると、
シルクはちょっと首を傾げたけど、
ありがとな！って笑ってくれた。
Aもホッとした表情を見せた。
「じゃあ、俺、ちょっとトレーニングしてくる。」
そう言って、俺とAの側からシルクは離れた。
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満葉 - HANAさん» 同感です｡来いっ！って感じなんでかねww (2018年1月28日 22時) (
レス) id: 0dfcacbbb4 (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - 満葉さん» 襲われるって言うか、両手広げて待ちたい(真顔) (2018年1月27日 13時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
HANA(プロフ) - みぃさん» 囲まれたい……切実に囲まれたい。 (2018年1月27日 13時) (レス) id: 38cba622c1 (このIDを非表示/違反報告)
満葉 - 地球外生命体トリオ大好きです(笑)3人になら襲われて(?)もいいかも (2018年1月21日 0時) (レス) id: 0dfcacbbb4 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - HANAさん» 私だったらこの3人に囲まれて幸せですわ〜！ (2018年1月13日 21時) (レス) id: 934c3d6f9c (このIDを非表示/違反報告)
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