【ワールドトリガー】アルバイトから、ボーダーに転職しました。 (ページ8)

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07 運命の歯車が動き出すページ8

｢では、こうするのは、どうでしょう...｣

全員の視線が集まる...。

その中に自分の視線もある...

少しニヤついた顔で口を開け...

｢Aをボーダーに入れるのは、どうでしょうか？｣

発した言葉はこれだった。

｢何言っているんだ迅!｣

沈黙を破ったのは、自分と同い年かその上くらいの

確か、秀次という人だった。

気が合いそうだね。自分もそう思うよ。

「何を企んでいるんだ迅。」

いま、額の傷は猫のですか？と聞いたら

死ねる自信しかないので...

うん。やめておこう。

｢嵐山隊をまく足の素早さ、逃げ道を選ぶ判断力。おまけに打たれ強い。
それに....俺のサイドエフェクトがそう言ってるからな。｣

嬉しいのか、悲しいのか...。

打たれ強い。いらんくね?

確かに、オタマ投げられても耐えたけどさ。

『遠慮します。自分は生活のためのバイトするんで。では、失礼し..』

｢情報持ち逃げの件は終わっていない｣

ですよねぇ～

さっき、気が合いそうだねって言ったの取消。

｢情報持ち逃げしてないと思いますよ。勘ですけど～
万が一、コイツが持ち逃げしてたら...俺もコイツも死にます｣

爆弾発言。

自分に命をかける必要性が見えないんだが。

｢ボーダーの支配下に置いた方が監視しやすいし、おまけに戦力とはな～｣

｢さすが、林藤さん。分かってますね～｣

やめろ。

｢確かに、そうだな。いざという時に始末しやすい｣

｢確かに...｣｢そうですねぇ～｣

おい、皆やめようぜ!!

｢だが、Ｃ級隊員の申し込みは終わっている｣

オカン。話しを進めるな。

｢Ｂ級なら、三日後にランク戦があります｣

｢さすが、沢村さん～コイツそれに、特別参加で｣

お姉さん、鬼畜。

｢仕方ない...Ｂ級ランク戦に出して実力を見よう｣

城戸司令。やめろ。

『いや、無理ですって。自分、ボーダーとか無いんで』

｢まだ、決まった訳ではない。様子見だから、安心しろ｣

オカン。

全然、安心できないよ...。

｢では、この件はＢ級ランク戦で最終決定する。
三輪、コイツの指令書と家まで送ってやれ。バイト先の証明も頼めるか?｣

やめてぇぇぇぇぇ城戸指令ィィィィィィィ!!!

｢了解しました｣

自分は、了解してないよ～

こうして、歯車は...

動き出す...。