忍術学園の四年生の女の子２

雑渡 昆奈門 の段 ページ3

続き〜







雑渡さんは、懐かしむような目をすると、伏木蔵を

膝から下ろし、またねと言って医務室を去っていっ

た。






伊「はい、治療は終わったよ！また、痛みがあっ

たら、医務室へ来てね！」




『伊作先輩ありがとうございます…！




では、失礼します。皆、委員会の仕事頑張るんだよ。』




4人《 はーーーーーい！ 》




廊下にて〜



『これで、剣術の練習ができる。今日は、何を

斬ろっかな〜♪』




雑渡「やぁ、1人だと明るいんだね。」




『心)わぁっ…見られたか…。 ちっ違います。』




雑渡「だって、るんるん♪ だったじゃないか。」





『雑渡さん、お帰りになられたのではなかった

のですか？』





雑渡「話をそらしたね。 姫ちゃんと2人で話がした

くてね。今、いいかい？」





『はい、私も、先程聞いた。父と雑渡さんの関係

の話が気になっていて。姫ちゃん…もういいや。』





雑渡「姫ちゃん、せっかく綺麗な顔なんだから、も

っと表情豊かにこうやって、」




雑渡さんは、私の頰を両手で掴み持ち上げた。




『ざっあっとしゃん、わたあしゅはこぅしゆうほ

うじょおおでいいんでぇえしゅ。』





雑渡さん、私はこうゆう表情でいいんです。





雑渡「うーん微妙だね〜、まあ、いずれ笑った顔

が見れる事を期待してるよ。それより、甲賀藩の方

のお父さんとの関係を話してあげよう。





甲賀藩の方？ 心)雑渡さんもしかして、私が、

神祇伯(じんぎはく)一族の生き残りだって事知

っているのかな…。』





雑渡「そう、知っているよ。君の容姿は神祇伯一

族、白川伯王家(しらかわはくおうけ)の人達と

そっくりだからね。」

雑渡さんと甲賀藩の父の段→←タソガレドキとユウグレドキの段

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