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「そういえば、重岡くんって、ジャニーズやっとるの？」
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しげ「おんそうやでっ、知っとったん？」
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わたしは授業が終わり、そういえばと思って聞いてみた。
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「知り合いがね、重岡くんのこと好きな人居たから調べてみただけだよ。」
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しげ「そうなんっ！なんか嬉しいわ」
「わたし全然知らないで普通に話しちゃった。」
しげ「ええねん、むしろ普通に話してくれたほうが嬉しいし、青春も全部捨てたようなもんやからな(笑)」
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そういう彼はなんだか寂しそうに見えた。
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「重岡くん…」
しげ「まぁでもこの仕事は楽しいし、やりがいあるし、青春くらい捨ててもええかなって笑」
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「ストレス…貯まらないの？」
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しげ「あらへんかな、今はデビューすることに必死や、まだジュニアやし。」
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「そうなんや…。」
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何かを犠牲にしないと、あかんのかな。
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しげ「7人でいつかデビュー出来たらなって目標があんねん」
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「目標…か。」
しげ「やっべ！俺これからレッスンあんねん！」
重岡くんは時計を見ながら言った。
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しげ「行ってくるわ！」
「ん、頑張って」
しげ「おん、ありがと。」
重岡くんはそれだけ言って走って教室を出た。
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作者名：重岡だぃき | 作成日時：2020年7月14日 13時
