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その子のことが気になった俺は昨日の病院へ向かった。
しげ「って、完全にストーカーやんけ。」ボソッ
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しげ「あの、(人1)(人2)さんの病室ってどこになりますか?」
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看護師「どちらの方ですか?」
しげ「クラスメイトです、お見舞いに。」
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看護師「それでしたら502号室になります」
しげ「ありがとうございます。」
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そう言い、俺は病室へ向かった。
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しげ「あった、、」
表札には502号室、(人1)(人2)様と書いてある。
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ー…コンコンッ
俺がノックをすると
「はい、どうぞ」
という声が帰ってきた。
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ー…ガラッ
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しげ「あの、」
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「来てくれたんや、」
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俺は意外な返答に少し驚いた。
引かれるやろう思っとったからや。
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「うまく行ったと思ったんやけどな」
しげ「えっ、」
「入院なんかしたくなかったんや、だから抜け出して出掛けたかった。」
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しげ「そうやったんか……」
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「入院なんかしたって、意味ないのに」
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しげ「意味ない…?」
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「会ったばかりでこんな話ししても迷惑やろうし、わたしなんかに関わらないで授業受けたほうがええよ」
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彼女はそう言い、窓ガラスの方へ向いた。
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俺はなんだか放っておけへんくて
しげ「授業、なんかどうでもええわ」
「え?」
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しげ「何の病気なんか、教えてくれへん?力になれるかもしれへんし」
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「…言ったら引かれるでしょ」
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しげ「引かへん」
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「言ってもわからないよ、だからさ、わたしなんかと関わったって損やし、帰って」
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しげ「……」
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作者名:重岡だぃき | 作成日時:2020年7月14日 13時