訓練 ページ9
（人2）Side
訓練用の服に着替え終えたわたしたちは
今から二人での訓練が始まる。
．
．
わたしたちは体育館へ移動し、貸し切り状態。つまり、わたしたち以外は入れないようになっている。
そんな中、わたしは神山さんと小瀧さんに見守られながらわたしと重岡さんで見つめ合う。
．
．
最初は素手で特訓ってことやった。
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．
しげ「始めるで。」
．
「お願いします。」
しげ「お前から来てええで。」
「…。」
わたしは頷いて、重岡さんの方に向かって走る。
．
．
ー…ｶﾞｯ
当たり前だが腕を出した途端、重岡さんに腕で制止された。
．
．
しげ「こんなんじゃすぐ殺られるで。」
「…っ、」
．
．
智洋「…」
望「…。」
．
．
．
．
あれから何時間経ったんやろうか。
．
．
ー…ﾄﾞｶｯ
「……きゃっ…っはぁ、はぁ……」
．
．
わたしはそのまま床に倒れ込んだ。
．
．
しげ「…限界のようやな、今日はここまでや。」
．
．
智洋「明日も頑張ってや。」
しげ「立てるようになったら事務所戻って来いや。」
望「……。」
．
．
「……っはぁ、はぁ……」
．
わたしは、三人の後ろ姿が目が霞んで見えなくなっていた。
．
．
．
「……っ、」
．
，
そう、そのままわたしは気を失ってしまった。
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作者名：かみしげ。。 | 作成日時：2020年6月5日 19時
