・ ページ26
しげSide
雑居ビルの中へ慌てて入ると入ったすぐのところで（人2）が倒れていた。
しげ「（人2）!!（人2）!!」
俺は（人2）の肩を揺すった。
「……んっ……、っは!!」
（人2）は目を覚まし、勢いよく起き上がった。
ー…ｶﾞﾊﾞｯ
「…ぃっ…!!」
しげ「ったく、無茶するからや。なにがあったん？」
「…ごめんなさ…やっぱりマネージャーが怪しいの、こんな細長いナイフをいくつも…普通の人は持たない。」
．
．
しげ「たしかにな、この部屋は異様やわ。とにかく出よう。歩けるか？」
．
．
「うん、」
（人2）がゆっくり立ち上がった。
．
．
しげ「無事でよかったわ。」
「今は殺さないでおくって言われた…。」
しげ「そうか、」
「ごめんなさい、あの人はわたしなんかとはレベルが違う。」
しげ「そんなことあらへん…。訓練したやろ？」
「そうやけど…避けるので精一杯やった…。」
（人2）はあからさまに落ち込んでいて、叱るにも叱れへんかった。
．
．
しげ「戻ったで。」
生徒会室に戻るとお怒りな神ちゃんと小瀧、淳太がおった。
智洋「（人2）ちゃん、無線の電源切らんでや！」
淳太「そうやで、何かあったらどうするつもりやったん？」
「…っごめんなさい………」
．
．
望「心配しとったんやで？」
．
「…っ、ごめんなさい…」
そう言って、（人2）はうつむきながら生徒会室の別室に行ってしまった。
智洋「…何があったん？」
しげ「…着いたら（人2）が倒れておって。」
望「えっ、」
しげ「腹部をやられたらしい、今は殺さないでおくって言われたそうや」
淳太「……」
望「いまはって、」
しげ「避けるので精一杯やったらしいわ」
．
．
智洋「やからあんなに落ち込んどったのか」
しげ「……」
自信喪失しなきゃええねんけど。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 169人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：かみしげ。。 | 作成日時：2020年6月5日 19時
