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（人2）Side
わたしたちの訓練は更にハードになった。
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．
今度は細いナイフを使っての訓練。
もちろん、わたしはナイフを持ってるが、重岡さんは素手だけ。
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わたしたちの練習を見に来る人も増えた。
今までは神山さんと小瀧さんだけやったのに、中間さんと桐山さんも加わった。
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他の人たちは生徒会室に居るみたい。
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しげ「遠慮なく来てええからな。俺を敵だと思え。」
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「はい、」
わたしはというと2週間目にして性格が変わった気がした、なんというか、恐れをあまり感じなくなっていた。
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確かに痛いのは嫌やけど。
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「っは!!」
ー…ｼｭｯ
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しげ「っおっ、と、」
微かだが重岡さんの頬にかすった。
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．
照史「……!!」
望「…すげぇ…」
智洋「……」
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．
しげ「やるやん、でも。」
ー…ｸﾞｨｯ
「…ぃっ!?」
わたしはナイフを持ってる右腕を掴まれ、
ー…ｶﾞｯ
手首を当てられ、ナイフを床に落とされた。
．
．
ー…ﾌﾞﾝｯ
わたしは突然腕を離され、バランスを崩し床に倒れた
ﾄﾞｻｯ
「……っはぁ、はぁっ……」
．
．
しげ「この程度じゃまだあかんな、ナイフ敵に取られるで。どないするん？」
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．
重岡さんは奪ったナイフを床に足で踏んづけている。
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望「……」
淳太「やっぱ、すごい。」
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．
「奪い返す」
ー…ﾊﾞｯ
わたしは真正面から向かい、足を離したスキを狙ってサッとナイフを取り、重岡さんを蹴った。
照史「…やるやん」
．
．
しげ「…ッ、ｺﾞﾎｯ…やるな。」
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．
「…はぁ、はぁっ…。」
しげ「…よし…今日はここまでやな。」
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．
望「すげーーーやん！しげを蹴れるようになんてやっぱ変わるんやなぁ！」
智洋「目つきからして変わってきたやんな」
．
．
「そう、ですか？」
わたしも強くなってきてる…そう実感してきて嬉しくなった。
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作者名：かみしげ。。 | 作成日時：2020年6月5日 19時
