私の青春は99％の笑いと1％の恋愛でできている。

目の前に爆弾発言 ページ16

*


あー、いましたいました。



でっかい大根(目印)と、愉快な仲間たち。



と言っても、脳内が愉快なだけで、近くにいたらストレス以外の何物でもない。



望「あー、Aやーん！！」



大根が近付いてくる。その瞬間に鳴るケータイ。



♪〜うるっせぇ！！！



望「…………………」



「なんて素敵なタイミング」



望「いやいやいやいや」



確かに今、うるっせぇ！！！って思った。



メールの内容は、
「今どこ？大好きやで」
だった。



お前は彼氏か。



「返事せな。……目の、前に、おーるーよ、っと」



そう。紫耀はまさに"目の前"にいる。



私と私からのメールに気付いて、嬉しそうにする紫耀。



"大好き"というのには、あえて触れなかった。



―のに、クソ兄貴め。



重「げっ！大好きって………恋人同士のメールやん！」



「恋人じゃない」



紫「平野はAが好きなんですよーぅ」



さらっと爆弾発言した紫耀。



ま、とりあえずここは………



「大根爆弾！どっせぇーーい！！」



大根を紫耀に投げ飛ばして逃走した。


*

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