二章 [夢の中で…] ページ9
前世の貴女よ。
その言葉が沙貴の胸を貫いた。
沙貴「は…前世……！？」
？『あぁ…だからお前の事を“月夜の姫”と呼んでいるのだよ』
沙貴は絶句した。
あの悲劇的な最期を迎えた皇女が沙貴の前世なんて、思いもしなかったからだ。
沙貴「…え…何それ…！意味わかんない…」
沙貴は混乱していた。
(私がもし、香皇女の生まれ変わりだとしたら…目の前にいる綺麗な女の人は一体誰だ…？)
？『おや、私か？私の名は香だ』
まだ聞いていない…、と沙貴は思ったが女の答えを聞いて今度は目が皿の様に丸くなった。
沙貴「…あ、貴女が香皇女…?つまり、私の前世の姿…？」
ふふ、飲み込みが早い、とでも思ったのか香の顔は少し驚いていた。
しかし、直ぐに笑みを浮かべた。
香『あぁ、そうだ。私は彬親様より月に還されて数百年、ずっと月の女神として天上に宿っていた。しかし、お前がこの世に生を受けた時に、私は下界に降りお前を見守っていたんだよ』
香がそう言った直後、私の夢の中の記憶はそこで途絶えた。
男「(目が覚めた…)あの…大丈夫か…?」
黒髪の男が話しかけた。
沙貴「だ…大丈夫じゃなああああいいぃ！！！！！」
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初藺(プロフ) - にゃさん» コメント有難うございます！創作の醍醐味…確かにそうですね。私的に双星は好きなので、過去編は創りやすいです。どうぞ温かい目で見守ってください--* (2016年10月10日 22時) (
レス) id: 7c9784488c (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 原作では描かれなかった人物の過去を描く。これこそ創作の醍醐味ですね（＾o＾） (2016年10月10日 22時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワコ♪♪ | 作成日時：2016年10月10日 11時
