一章 [出会いは突然に] ページ5
ん…
何…?目の前が真っ暗…。
私は今、目の前でおきている状況に頭がついて行けずパニック状態になっていた。
な…に…?
声が聴こえてくる….。
＿…い…』
『お前だけは…許さない』
『お前だけは…絶対に許さぬぅっ!!』
黒い物体が、悲鳴のような声を出して言った。
きっと、私が過去に祓ったケガレの魂だろう。
「な…によ…祓われたなら祓われたらしく魂を眠らせる事は出来ないの？ケガレは!!」
強く、言い返した。
『…お前に分かるわけ悩う!!この苦しさが憎しさがああぁぁぁ!!!』
「………えぇ……」
「分からないわ…私には…。だから…だから……ごめんなさい」
ケガレを落ち着かせようと、宥める声で言った。
『お前…何故謝る!!人間などに謝られるなんて…気が悪くなるわっ!!」
「……そう……/ﾆﾔｯ」
「それなら、さっさと還りなさい!!そもそもお前に私の気持ちが分かると言うの？」
『なっ…』
「私は今まで幾人もの死を…受け入れてきたわ…。あなたには分からないでしょうね…大切なものを想うこの気持ちが」
『うるさあああぁぁぁぁいぃ！！』
「煩いのはあなたでしょう…。それにあなたはどうせ魂なのだから、私には一切触れることも出来ない」
『ぎやゃああぁぁぁあぁ！！』
「さぁ…今すぐ、早く！！」
『うわあああ…ぁぁ…ぁ………ぁ………………』
＿次第にケガレの声も貌も薄れていった。
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初藺(プロフ) - にゃさん» コメント有難うございます！創作の醍醐味…確かにそうですね。私的に双星は好きなので、過去編は創りやすいです。どうぞ温かい目で見守ってください--* (2016年10月10日 22時) (
レス) id: 7c9784488c (このIDを非表示/違反報告)
にゃ - 原作では描かれなかった人物の過去を描く。これこそ創作の醍醐味ですね（＾o＾） (2016年10月10日 22時) (レス) id: e0ea4177aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ワコ♪♪ | 作成日時：2016年10月10日 11時
