▲無知の世迷言 ページ10
・
《この先は、
個人的な所感と分析による、俺様の独り言である》
『久遠伊吹のカルテ』
十中八九親無し。一般常識のみならず、諸々知らなすぎる故に、裏社会に馴染んでいるように思える。
殺意に敏感らしいが、俺との術式では相性が悪いと思った。
殺意を向けてこない奴に殺されそうになる事もある。好意で殺す奴もいる。
まー、俺が教えてやればいいでしょ。
独り言だが──、
無知は戦闘にて、一種の強みであると思う。
ブレーキがあるにも関わらず、アクセルを踏む人間の方が強いと言われがちだが、ブレーキもアクセルも、どちらも知らない人間はどうだろう。
効率を知らず、守りを知らず、攻めを知らず、自分の能力と少しの指導で生きてこれてる事がそもそも可笑しい。
その可笑しさが強みなのだ。その可笑しさを持たせたのは環境だ。
その環境からは逃れられない。それが強さとして染み付いているならば、尚更。
強さを否定するならば、自分自身を否定するのと同じなのだから。
自分自身を否定するほど何も知らなければ──今はまだ、ムラがない強さでいられるだろう。
〜 〜 〜
日向とか日陰とか、ちょーっと暗い感じのをもっと描写させたりしたかった……無念…。゚(゚´ω`゚)゚。
カルテその2の内容が思い付き次第書こう…。
・
6人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シロツメココロ | 作成日時:2024年3月19日 14時