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𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
「『ぁ"、ぁ、───ッ"、──。』」
君は泣き声が嫌いだから、口を開いたままに涙を流す。
こうしたら静かに泣ける。日常の中で身に付いた知識だった。
【遠日先輩、大丈夫ー? 可哀想だね、つらいねー。】
そんな
撫でる時の力加減も
見開かれた瞳孔も
撫でるのをやめて繰り返す位置も
生唾を呑み込んで上下するタイミングも
──君の体温も鼓動も呼吸も全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部、理解するための材料で、
嗚呼、嬉しいな。撫でられるのは好きだ、これでまた一歩、君の理解に近付ける。
ほんのちょっぴり、
死なない。君と仲良くなるまで、死なない。
そんな
嗚呼、そうさ
嗚呼、嗚呼、嗚呼──。
「────、」
無意識ににへらと笑った
もう限界かもと君の
「─ぁ"ヨ──、ぐん"、──、ァ"おれね"、なか"ョく、な──」
カヨくん、俺ね、仲良くなりたい。
そんな負け犬の遠吠えを最後に、
喉を轢かれるような痛みを抱えた君に、
そんな
──轢かれて惹かれて引かれて、
𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
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かくも。(プロフ) - CS確認いたしました。不備等ございませんでしたので、受理させていただきます。他のお子様との関係組みへお進みください。これからも当企画をよろしくお願いいたします。 (2月6日 23時) (レス) id: 241dcc5003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シロツメココロ | 作成日時:2024年2月6日 23時