続き ページ4
☔︎
回想終わり。そんなこんなでやってきました、俺のお気に入りの服屋ぁ〜！
店主のオッチャンに軽口を叩きつつ、店の奥へと進んでいく。
「在庫処分セール……？」
「おん、いつも俺はこの中から服買っとんねん。安くてええやろ」
お目当ての棚に着くと、デカデカと貼ってあるポスターを読み上げられたので、相槌を打って服を手に取る。
「いつもセルタちゃんスーツやろ？ 折角やし、ラフなセルタちゃん見たい思うてな。ほれ、これどうや？
……おん、言わんでもわかる。お気に召さないようやな」
セルタちゃんにパーカーを手渡せば、正気かコイツという目で見下ろされた。
因みに、『蟹(えび)』と書かれたタコが可愛い赤色のパーカーである。裏はたこ焼きになっていて、諸行無常が感じられてとてもよい。
「んじゃ〜……これはどうや？」
「正気ですか先輩」
おっと、今度ははっきり声に出されてしまった。
白色の明朝体で『佐藤』と黒地にプリントされたTシャツの、何がそこまで気に食わないのだろう。
「えー……じゃあこれぇ？」
「なんでこんなラインナップしかないんですか！？ 誰が好き好んで消しゴムを褒め称える服を着たいと思うんです？！」
「おお、今日はよう吠えるなぁセルタちゃん……いや、セルタわん」
「吠えてませんしその呼び方やめてください！」
どうやら、この棚にある服全てが気に入らないらしい。
どれもこれも安く、しかも笑いまで買えるお得な商品なのだが、どうやらセルタちゃんは宇宙猫を背負っているらしい。
今持っている"『蟹(えび)』タコパーカー"よりも情報量が多い服を見て固まってるし……阿保面でウケるな、写メ撮っとこ。
「まぁまぁ、着てみたら意外と気に入ると思うで？ あ、因みに俺は四天王Tシャツを寝巻きで愛用しとる」
「流石傘屋先輩、頭おかしい……」
「何が流石や、おかしいや。俺は先輩やぞ敬えや。そして詫びろ、そんで俺が選んだの着ろよ」
ぼそりと「敬う要素が……」と呟くセルタちゃんに動画をチラつかせつつ、似合いそうな服を選んでいく。
あーでもないこーでもない。あ、これおもろいやん。これはセンスあるわ……と楽しみながら選んでいれば、セルタちゃんが話しかけてくる。
「その……なんでそこまで私に着せたいんですか？ 脅しの写真を増やすためですか？」
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シロツメココロ(プロフ) - jyudo0517さん» 他の方のお子さんなので、めちゃ頑張って描いてます…そんなに褒められる事になれてないので嬉しいです。ありがとうございます…！！ (1月20日 16時) (
レス) @page21 id: 8bd20bc31c (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみまろ(プロフ) - 大感謝です…感無量です…お時間取らせてしまって申し訳ないです。ありがとうございました！！ (1月19日 23時) (レス) @page20 id: 90b541b8f8 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - 傘屋先輩と話してると奈穂も生き生きとしてる気がして嬉しい限りです、またよろしくお願いいたします！！ (1月19日 23時) (レス) id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - なりちゃの方でもお礼は行ったのですが、こちらの方でも言わせてください、書いてくださり本当にありがとうございました。イラストが本当にお上手で憧れです。 (1月19日 22時) (レス) @page20 id: e508273c49 (このIDを非表示/違反報告)
はりねずみまろ(プロフ) - す、すずめちゃんも描いてくださるんですか…！？是非お時間ある時でいいので描いてくれると嬉しいです！本当にありがとうございます！応援してますね〜！ (1月19日 20時) (レス) id: 90b541b8f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シロツメココロ | 作成日時：2024年1月4日 11時
