検索窓
今日:7 hit、昨日:61 hit、合計:42,474 hit

ページ8

旅館に着き玄関先で待ってると、


「あっ…降ってきた」
「良かったね。タオルと上着持って来といて」
「うん!」


ここに来る途中、天気が怪しそうだったので鞄の中にタオルと上着を持ってきてたのだ。


「でもこの時期、雨でジメジメするから上着着るのヤなんだよねー」
「でも風邪引いちゃダメだから。あ、鞄持つよAねーちゃん」
「ありがとう、コナン君」


新一に鞄を持ってもらい上着の裾に腕を通す。園子ちゃんが時計で確認してる。


「早く来てくれないかなー道脇さん…」
「焦らない焦らない!ヒーローは遅れてくるモンなんだから!」
「やめてよ、恥ずかしいなぁ…」


立場が逆転してる光景に笑みが零れた。相手があの男なのにはまだ不満ではあるが、林の中で不安でいた園子ちゃんを安心させたのだ。その事は評価してもいいだろう。
認めはしないけど。


その時後ろの玄関が開いた。見ると海の家で働いていた男性が出てきた。手には一本の傘。それを玄関の扉に立てかけて置くと何も言わず中に戻り、玄関を閉めた。


「なんだろ、この傘…」
「使えって事かなあ…?」
「もしかしたらあの人、園子ちゃんに気があるんじゃない?」
「えーーっ!?」
「なによ園子、モテモテじゃない!」


私が言った言葉に園子ちゃんは驚いて蘭ちゃんは茶化した。でも園子ちゃんは、あんな暗い男…、とあまり良く思ってないらしい。

いいと思うけどなー、あの人。

7→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:原作沿い , 名探偵コナン , 兄弟   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月15日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。