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おしえて。 ページ46
「はい!次、蘭ちゃんだよ」
メジャーを手にして呼ぶ。帝丹高校では学園祭シーズンで、今その準備をしている。
みんな張り切っていて楽しそうに笑いながらそれぞれ作業をしている。
私がいるクラスでは演劇が出し物で[シャッフルロマンス]をやる。
今その劇で着る服を作るためサイズを測ってるのだ。
「Aちゃん張り切ってるねー」
「ほんと!作業がサクサク進むし正直驚きよー!」
「楽しみだからね。それに小さい頃にママに教えてもらったの。何から始めたらいいかって」
測り終えて紙に数字を書いた。あとは衣装のイメージ通りに縫って形にしていかないと…。
「でも残念!Aに黒衣の騎士やってもらいたかったのに!」
劇をやるって決まって脚本は園子ちゃんが書いてくれた。その中に登場する黒衣の騎士をやってほしいと言われたのだ。ただ、イメージが新一だから台詞回しがキザ…。
「私あがり症だし無理だよ…。蘭ちゃんはどう?姫のイメージ掴んだ?」
「んー…それなんだけど…」
「へ?」
蘭ちゃんは苦笑いして私の手を掴んだ。
「…え?」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月15日 10時