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「A屋上だ!灰原は屋上に居るらしい!急ぐぞ!」
「うん!」
屋上に続く階段を駆け上がり開いていた扉から見ると、黒服に身を包んだ男二人組。ジンとウォッカが居た。
ジンは拳銃を下に向けていた。見るとツナギを着た女の人が倒れていた。
あれが哀さんの本当の姿…。
するとジンが急に座り込んだ。見ると新一が時計型麻酔銃を向けていた。
「煙突だ!煙突の中に入れ!!」
「誰だてめぇは!?」
「早く!!」
新一が言うとウォッカは叫び発砲してきた。それを扉で交わした。
「この女、逃がすか!!」
とまたウォッカの声。どうやら哀さんが煙突に近づいていたらしい。逃がさないように撃ったのだろう、また音がした。
「A行くぞ!」
新一に手を引かれ酒蔵へ向かった。
「哀さん…」
大丈夫だよね?撃たれたって…血を流してたし…。それに屋上にピスコは居なかった。もしかしたら、もう…
「悪く思わんでくれよ…志保ちゃん…」
酒蔵につくとそう聞こえた。
新一はすぐに蝶ネクタイ型変声機を取り出し言った。
「そこまでだぜ…枡山さん?」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月15日 10時