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「し、知ってるんですか?この子…」
「ええ!だってこの子は…私の祖父の兄の娘のイトコの叔父の孫にあたる子なんだもの!」


……え、なんて?祖父の兄の……???


「で、でも…この子、阿笠博士の親戚の子だって…」
「ええ!だから私と博士はとぉーい親戚になるってわけ!」


確かに遠いね。うん遠いわ。


「…それにしても似すぎてませんか?小さい頃の新一に…」
「そーお?コナン君の方がおりこうさんに見えるけど…。確かママは文代さんっていうのよねー!」
「うーん!!」


こういう適応力の高さは、おりこうさんだわ。でもなんか、わざとらしく見える…。


「なんかかついでません?
だってどー考えてもおかしいですよ!小学一年生なのに、あんな推理ができるなんて!!」
「そ、そこは、ほら新一に色んな事ふきこまれたからだよ!前にも話したでしょ?」
「この子よくウチに遊びに来てたから…」


言うと蘭ちゃんは少しずつ冷静に考え始めた。これは、いける…!誤魔化せる!


「で、でもそれにしたって…」
「蘭ちゃん?よーーく考えてみて…。新一がこんな事すると思う?」
「蘭ねえちゃんこわーーい…」
「ンン…!」


ママの後ろに隠れる新一。高校生の新一がこんな事したら私はきっと吹き出して笑うわ。今でも想像しちゃってやばいのに…。なんとか咳払いで誤魔化したけど。


蘭ちゃんは暫く新一を怪しんで見てたけど、フッと、いつもの優しい笑顔に戻った。

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設定タグ:原作沿い , 名探偵コナン , 兄弟   
作品ジャンル:ミステリー
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年2月28日 14時

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