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「念のために携帯電話とホームズ関係の書物をお持ちの方は、今すぐメイドにお渡しください!電話で人に調べてもらったり、カンニングされたりする方がいたら困りますからね!」
私ホームズの事あまり知らないんだけど…。1000問も答えられるわけないし、どうしよう…。
その時右手が誰かに掴まれた。
「ねえ、おじさん!ボク、このおねーさんと一緒に組んでやりたいんだけど、良い?」
「ああ、構わんよ」
「あと、990点以上とればクイズに参加できるの?」
「あ、ああ…」
言うと新一は私が持っていた答案をメイドさんに返した。
「ありがと、新一」
「いいさ。そのかわり、おまえの部屋でこれ書かせてくれよ」
「あ、それが狙いね…」
新一はこういう事は夢中になってやるから、多分終わるまで寝ないんだろうなー。そうなると蘭ちゃんや毛利さんにも迷惑かかるし、いっか。
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「『ホームズがモリアーティ教授といっしょに谷底に転落したと思われたのは何年何月何日?』うわ…全然わからん…」
横で見てるけどホームズオタクじゃないとこんなの書ききれない。でも流石新一、楽しそうに書き込んでる…。このテスト、新一の前じゃただの暇つぶしにしかならなさそうね…。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年2月28日 14時