(前回の続き)6 ページ1
「「コナン…?」」
参加者がそう呟くとすぐに新一の周りに参加者が詰め寄った。
流石、コナン・ドイルが好きな人達。皆、すてき!素晴らしい!と言っている。
「なーんだ。心配して損しちゃった…」
「あん?」
蘭ちゃんが急にそんな事を言い出した。
話を聞いてると、普段のコナン君は妙にクールで子どもっぽくないとのこと。…まあ当の本人は高校生だし、新一がクールだからね。
でも、そっか、蘭ちゃん心配してたんだ…。
「コ、コナン君、新一の事好きでよくマネとかしてたから…。だから子どもっぽく見えなかったのかも…」
後でもう少し子どもっぽくしろって言っとかないとなー…。
「あーそっかー。あの推理オタクに影響されたのね!」
「う、うん…多分」
「でもホームズが大好きなんて、本当にあいつみたい…。キザでカッコつけで…」
「推理マニアでホームズフリーク…。音痴やがサッカーの腕は超高校級…。そして先日のオレとの勝負、あいさつもなしに勝ち逃げしよった…工藤新一の事やろ?」
「は、服部君!?」
「「え?」」
新一の顔を見ると、頷いた。なるほど、この男か。
蘭ちゃんが言った、服部という名前。イントネーションや話し方は関西弁。肌の色黒…。
聞いていた特徴が当てはまった。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年2月28日 14時