かげの制裁 (ページ19)

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3日目夜ページ19

目的の部屋につきノックをすると中からウォッカが出て来た。
出て来て早々「お前は！」なんて言われたが、時間が惜しい為、中へ入った。

ジン「……何の真似だ」

「殺した相手の顔は忘れるんじゃなかったの？ジン」

拳銃を向けて来るジンに向かって言うと睨んできた。

ジンがこの人物に拳銃を向けるのは2回目。1回目は本人で更に撃ち殺しているから、ジンからすれば死者が彷徨いているように見えて良い気はしないだろう。

「その子には、この姿が1番効くのよ。
話したい事もあるから、あなた達は出て行って」

ウォッカ「なっ！？お前、兄貴に向かって/ RUM『ウォッカ、ジン』」

ジン「RUMか……」

RUMの声がしてジンが呟いた。ウォッカは入口を確認するが姿は無い。この声は、持っている機械から発せられているからだ。

RUM『下がりなさい』

たった一言。それでもRUMの一言は重い。

RUMから言われたジンは、加えていたタバコを床に捨て踏み潰し部屋から出て行った。ウォッカも納得していない様子だったがジンのアトを追い、出て行った。

RUMに礼を言った後、電源を切り、部屋の隅で大人しくしているものの前でしゃがんだ。

「お話しましょうか、志保」

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