1日目 朝 ページ1
コツンコツンと靴が床を鳴らす。静かなこの場所には、その音がよく響く。目的の部屋に辿り着きノックをすると扉が開いた。
薄暗い廊下と違い、部屋の中は明るかった。
出迎えたのは男。男は中に入るよう促した。
部屋の中には、先程の男と同じような、黒服に身を包んだ人達を後ろに控えさせ、ソファーに腰掛け葉巻を吸っている男が1人。
一見、この男がボスだと思う絵に見えるが、この男はボスでは無い。
コードネーム[
あの方の右腕。
RUMが左手を上げると控えていた部下の1人がゆっくりとした足取りで近づいてきて、箱を開けた。中身を見ると、時計だった。
シンプルなデザインだが、時計の役割は果たされていない。秒針も表示も何も無い。
RUM「これを着けて米花町を歩き回りなさい。軽い散歩だと思えばいいです。
以上です、下がりなさい」
RUMが告げると直ぐに部屋から出された。
Time is money という事だろう。
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リサ - この話、すごく面白いですね!この続きがすごく気になります!楽しみにしています!頑張ってください! (3月19日 0時) (レス) id: ebda27dca2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2023年11月4日 11時