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「その絞殺事件の捜査中に、自宅が火事になり死体で発見された岸本棋士のそばに脚が3つ切り取られた将棋盤が置いてあったのは、犯行の順番を錯覚させる為」
岸本棋士を殺したのは、第2の現場であるマンションに行く前。殺した後でエアコンの温度を37℃にした部屋に放置して自動発火装置で火事になるようにしておけば、直腸温度があまり下がっていない死体が火事場から発見され、死亡推定時刻にかなり幅が出来るけど、将棋盤の脚の数で第2の殺人の後だろうと思わせられる。
つまり、犯行が行われた順番は
別荘で撲殺死体で発見された錦戸棋士。
自宅で焼死体で発見された岸本棋士。
そして、マンションで絞殺された源田棋士。
これがパパが話していた、将棋盤の脚の数はフェイク、という事に繋がる。
数字が1、2…と続くと次は3と思うように、そして現場に同じものが残されていたらそれに気を取られ、真犯人を逃してしまう事もある。
「……って所までは分かったんだけど…」
「ん?」
「動機が…」
「あぁ。それは恐らく、
瓜生欣二棋士の件だろう」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2023年6月5日 22時