工藤新一の兄弟 ２０

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｢ぐっ……！｣
｢新一！？｣


汗が凄い…。触れてみると体も熱かった。それにこの苦しそうな表情…昨日見た薬の効果が切れる前と同じ…。


｢おい工藤！大丈夫か？｣
｢あ、あぁ…犯人がわかった…｣
｢え？｣


今事件の事話してる場合！？と思ったけど後の方がいいのかな？だって今コナンに戻ったら大変だし！


｢で、でも捕まえるにはまだ証拠が薄い…。きょ、京都府警に協力してもらっていいですか？｣
｢ええ…できる事やったら…｣


新一の鬼気迫るような表情に綾小路警部が戸惑ってる。だよね、綾小路警部は間違ってないよ！その顔が正解だよ！
でも新一はそんなのお構い無しと続ける。


｢す、少しばかり…恥ずかしい思いを、するかもしれませんけど…｣


新一がそう言うと皆が、えっ…という顔をした。それでも構わず新一は説明を続ける。

それに周りは納得して綾小路警部は京都府警に連絡を入れた。


｢新一！速く！見てらんないよ！｣
｢あ、あぁ…｣


そう言って新一を連れ出した。

ーーー

そして翌日、もう遅いのでチェックアウトの時間まで部屋で大人しくして過ごしてくださいと、そして念の為部屋に警官を付けて警護するという事を綾小路警部が景子さん達に伝えられた。


景子さん達は、はい…と頷いて少し話したあとそれぞれの部屋の中へ入った。

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