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「どうかしましたか!?」
角を曲がり新一がそう言った。見ると西木さんの部屋の扉の前に景子さんが居た。中を見ると他の3人も居てその奥に西木さんが血を流して倒れていた。
景子さんに話を聞くとバーで飲むはずだったけど一旦部屋に戻って仕度して、10分後にこの部屋に集まってから行こうという事になったらしい。
「けどドアベルを鳴らしても返事が無くて…ボーイさんにドアを開けてもらったら、こんな事に…」
刺殺…。辺りに散らばった紙…。これ週末に公開されるっていう[紅の修羅天狗]の脚本?ならこれは恨みか不満を持った人物の犯行…?
「あれ?っっ!!」
「どうした?…なっ!?」
天井から何か落ちたと思い見てみるとベットリと赤が付いていた。
「まるで…血天井だな…」
「あぁ…」
真純ちゃんの言葉に新一が同意したように頷いた。
天井についた血の足跡、窓まで続いてる…。
「犯人は、被害者を天井まで吊り上げて斬殺し…そのまま天井を歩いて、この15階の窓から消え失せたかのように見せたかったんだろうな…。まるで飛翔可能な翼と人の体を自在に操る神通力を兼ね揃えた…化け物の仕業に…」
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ウォーカー(プロフ) - お待たせしました。更新しました。 (2018年10月8日 12時) (レス) id: 5d5b262465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年9月4日 17時