工藤新一の兄弟(仮)１９ (ページ36)

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1502とある部屋に来た。景子さんが暗号の事を西木さんに伝えると、部屋の中へ通された。

｢これが先週私の所に届いた暗号だよ…。干涸らびたヤツデの葉も同封されててね…｣

暗号を受け取ると新一はすぐに目に通した。そして気になる点があったのか質問した。

｢暗号の頭に付いてる黒い４つの四角って何だかわかります？｣
｢あぁ。その暗号を考えた出栗って奴のマークだよ｣
｢アイツ…ノートやバッグにもそのマーク入れてたね…｣

井隼さんと阿賀田さんが答えた。なら、その人に聞けば暗号の意味が分かるんじゃ…と思ったけど次の言葉で納得した。

｢彼は先月…清水の舞台から飛び降りて死んでしまったんだ…。だからその暗号は、彼が死ぬ前に私に宛てた伝言かと思って解いて欲しかったんだが…｣

少し空気が重くなった。それを感じ取ったのか馬山さんが、これからバーで飲むが来るか？と誘ってくれた。

遠慮した。話を聞くだけにしても学生ジャージを着てるし未成年だしね。

｢じゃあ暗号が解けたらメールちょうだいね！｣
｢だったらアドレス交換を…｣

交換を終えて西木さんの部屋を出た。
暗号を改めて見てみた。

■ ■﹍坤﹍﹍﹍﹍筋﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
﹍﹍﹍﹍﹍﹍螂﹍﹍﹍﹍﹍野終﹍﹍﹍﹍先﹍如﹍﹍先
■ ■﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍_晒﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍霊﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍
﹍﹍﹍﹍﹍﹍﹍_終﹍﹍﹍﹍﹍_双﹍﹍﹍﹍﹍﹍達﹍﹍
﹍﹍﹍_政﹍寿﹍﹍﹍﹍卓﹍﹍﹍﹍﹍﹍苧﹍﹍﹍﹍﹍﹍

…文字の並びはイビツでスカスカだ。このスペースに意味があるんだろうけど、何を示してるのか…。

｢同封されてたヤツデの葉って何だろ？｣
｢ヤツデっていったら天狗がよく持ってるよな？｣

その時、新一のスマホが鳴った。景子さんからメールが届いたらしい。まだ解けてねぇって…。と呟くが、顔色が変わった。

｢どうしたの？｣

聞くとメールを見せられた。そこには『新一君早く！西木君の部屋に！！』とあった。

何かあったんだと思い直ぐに西木さんの部屋へ向かった。