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9時。
「ったく…。景子さんも暇じゃないんだぞ…」
「いいじゃない。蘭ちゃんは元々呼ばれてたし、彼女として!」
「るせーよ!」
照れる新一をからかいながら景子さんが泊まってる部屋へ向かう。
部屋番号を確認してからノックすると景子さんが出てきた。
「あら…。連れて来るのその娘だけじゃなかったのね…」
「会うって話したら来たいって言うので…」
3人の予定が5人になってるから景子さんが驚いてる。すみませんと言うと、大丈夫よ、と笑って言ってくれた。
「部屋でも帽子被ってるんですか?」
「えぇ…。撮影中に転んでタンコブができちゃって…」
「もしかして今週末に封切りする映画の撮影?」
「そうそう。[紅の修羅天狗]!」
蘭ちゃんの質問に景子さんが答えた。そして園子ちゃんの質問に男性が答えた。
見ると3人。
「主演の俺が見所の時代劇ファンタジーだぜ?」
俳優の井隼森也さん。
「いやいや。見所は監督の私の演出だろ?」
映画監督の馬山峰人さん。
「いやいやいや。この映画は僕の音楽が売りのはずだけど…」
作曲家の阿賀田力さん。
景子さんが大学時代の悪友という3人は有名な人ばかりだった。
「それで?暗号は?」
話を戻して新一が景子さんに聞いた。暗号は脚本家の西木太郎さんが持ってるらしい。皆で西木さんが泊まってる部屋へ向かうことにした。
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ウォーカー(プロフ) - お待たせしました。更新しました。 (2018年10月8日 12時) (レス) id: 5d5b262465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年9月4日 17時