工藤新一の兄弟(仮)１９ (ページ33)

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「あ、そうだ！同じホテルなら今晩、私の部屋に来てくれる？君達に見せたい物があるの！」
「見せたい物？」

って何だろ…。

「ふふ、暗号よ！探偵なら大好物でしょ？ハイ！これ私の部屋番号！どーせ消灯時間になったら枕投げぐらいしかやる事ないんだから！あ、Aちゃんの恋バナは気になるから来てね！」
「え！？いや私は…！」

そういう人居ないし…。どうしよう…。

「本当は有希子ちゃんの旦那さんに頼もうと思ったんだけど…君じゃ無理かなぁ？」
「いえ、全然大丈夫です！！」
「新一うるさい急に大声出さないでよ…。でもそうだね。新一はパパに勝ったことないけど、それでも頭脳は本物なので保証しますよ！」
「おい…」

そう言ったらジト目で睨まれたし、頭を手でグリグリされた。

「ふふ…。じゃあ夜９時頃に！君の彼女も連れて来ていいからさ」
「え？」
「ロングヘアーの娘でしょ？さっきからこっちガン見してるし…。じゃね」

やっぱりはたから見てもバレるよねー。２人とも視線が熱いから…。

「声に出てんぞA…。にしても、夜９時か…」
「うん…。ギリだけど、大丈夫なの？」
「まぁ何とかなんだろ？それより旅行を楽しもうぜ！」

その後は新一が言った通りめちゃくちゃ楽しんだ。色んな建物を見て、沢山写真を撮って、美味しいものも食べた。満腹だし、楽しいし、次はどこだろ？