工藤新一の兄弟(仮)１９ (ページ30)

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修学旅行ページ30

「あ、ゴメン！ぶつかっちゃって…痛かった？」
「あんまりオレに近寄んない方がいいぞ…。言っただろ？風邪気味だって…」
「大丈夫？一応、風邪薬持って来てるけど…」
「大丈夫だよ。博士に薬もらってっから…」

今日は待ちに待った修学旅行。場所は京都。
旅行だしテンション上がるのも分かるけど…

「あら、お２人さん。今夜の密会のご相談かしら？」
「園子ォ！！いい加減にしないとマジで怒るよー！！」

ずーっとこんな感じ。蘭ちゃんは新一と会えて嬉しいのか顔が赤いし、新一は新一でずっと蘭ちゃんを見てるし…うん、懐かしい！

「ニヤニヤしてる。嬉しいんだー」
「は？ニヤニヤなんてしてねぇよ！」
「顔に出てんのよ。気づいてないの？」

頬をつつけば、止めろ、と跳ね除けられた。本当に懐かしいな。ってか、哀さんのお許しが出て良かったー！そうじゃないと新一は今此処に居ないからね。

「てかオレ風邪気味だから近寄んなよ。移るだろ」
「そう思うならマスクしてくれる？なんで私がマスクしなきゃいけないのよ」

「おいお前…本当に工藤新一なのか？」

新一と話してたら真純ちゃんが来た。すると突然、ボクの事覚えてるよな？と聞いてきた。

「え？あ…オウ！ガキの頃、海で会ったよな？１０年振りか？」
「１０年振り？本当にそうなのか？」
「あ、あぁ…。もちろん！」

真純ちゃん、もしかしてコナンの事を言ってる？コナンの時では会ってるから１０年振りって言葉は違うけど…。まさか、気づいてるの？

「世良ちゃーん！Aちゃーん！清水の舞台に行くよー！」
「オウ！」
「はーい！」

蘭ちゃんに呼ばれて私と真純ちゃんは新一から離れた。今の所、体調も順調だし、楽しいなぁ…。