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「俺を見るや否や…お兄さん、ピエロ?と聞いてきた」
「だって仕方ないじゃないですか!」
最初から居たわけじゃ無いし、その頃は知らない事が沢山あったし、なにより新一がそんな話をしてたなんて!
だからあの時この人笑ってたのか。同じ事を二度言われたから!
「その後ボウヤにDr.ワトソンと言われた俺を見て、凄いねと…」
「もういいですよ!子どもは純粋な生き物!それだけです!はい、この話は終わり!!」
恥ずかしくなって部屋から出た。あの人、人をからかう才能でも開花させた?今日だってジョディ先生やキャメル捜査官に博士が出した謎を解いてもらおうかって…。
「あ、でもそれは子ども達が居たからか…」
水無怜奈から新たに組織の事でメールが届いた。それを伝える為に2人を別の部屋へ通した。あの場には子ども達が居たから…。
確か届いたのはアルファベット三文字…。RUM…。組織がコードネームとして使ってる酒の一種…。
赤井さんも組織にいた頃に二、三度聞いたことがあるらしい。しかも、組織のボスの側近…。
「ジン以上の大物が動く…!」
もし捕らえることが出来れば組織を壊滅させる事も、新一の体を小さくさせた薬の成分も分かって解毒薬を作れる!
「…いや、舞い上がるな。油断は禁物…。ジン以上の大物が動いたという事は、もしかしたら組織の方で何かあったのかもしれない…」
気をつけなきゃ…。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時