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「じゃあこの謎は、合衆国が誇るFBIの彼らに解いてもらおうか…」
「「えﾞ？」」
考える時間を下さい、と言って赤井さん…いや、沖矢さんはジョディ先生とキャメル捜査官を連れて部屋から出ていった。
「ねぇAお姉さん、どう思う？」
「コースターかカップに印がついていたと考えたんですけど違ってましたし…」
「灰原が博士にこっそりサインを送ったんじゃねーかと思ったけど、灰原のやつそんなサインはしてないって言ってよー…」
まだ他に何かないかって考えてるけど思いつかないのかお手上げらしい。
「解くカギはね、ボールペンにあるの」
「ボールペン？」
「あのボールペンに秘密があるっていうんですか？」
「そうよ。博士がドクロを描いたボールペンは消せるヤツだったんでしょ？実はそれってボールペンの尻のラバーで擦った時の摩擦熱で消える仕組みなの。
つまり、そのボールペンは熱を加えると消えるインクを使ってるってわけ！」
「だから、たとえ博士が取ったカップがドクロマーク入りのコースターに載ってたとしても…カップの底の熱でマークは消えてたってカラクリさ！」
３つの紅茶全てが変な味をしたのは前もって４つの紅茶全部にお酢を入れていたから。それを我慢しておいしそうに飲みドクロが消えたコースターを見せれば皆が引っ掛かってくれると思ったんだろう…。
「オメーらが取ったカップのコースターの裏、ちゃんと見てねぇだろ？」
「３つともドクロが消えて真っ白だったと思うよ？」
言い終わると皆は、なんだー…とがっかりした声を上げた。元太君が、それってインチキじゃんか！と言ったけど、トリックなんてタネを明かせば大体そんな物だ。
でも謎が解けてスッキリしたのか子ども達は笑って別の話をした。
「Aさんも行きませんか？パワースポット巡り！」
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作者名：ウォーカー | 作成日時：2018年6月1日 16時
