工藤新一の兄弟(仮)１６ (ページ45)

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「まず博士があったかい紅茶を４つのカップに入れてボク達の所へ持って来たんです…。カップはステンレス製のマグカップでした！」
「４枚の紙のコースターの中の３枚にドクロマーク描いたんだよ！」
「黒いボールペン使ってよ！」
「そして、コースターを４枚共裏返してドクロが描いてないコースターの上にレモンを入れた紅茶のカップを載せて…残りの３つのドクロのコースターに載せた紅茶にはお酢を入れたんです！」

その後、子ども達は博士が後ろを向いてる隙にコースターごとカップの位置を変えた。変えてる自分達でも分からないぐらいに…。
そして博士は振り向き得意げな顔をして子ども達に超能力を身につけたと言い、カップに触らず、匂いも嗅がずに見事お酢が入ってない紅茶を当てた。

「そのカップが載ってたコースター裏返したら、ドクロのマークなかったし間違いねーぞ！な？」
「うん！それに残りの３つの紅茶を飲んだけどすっごくマズくて…」
「吐きそうでしたから…」
「まぁお酢入り紅茶だから…。
それで１つ質問なんだけど、ボールペンってひょっとして消せるヤツ？」
「はい…。お尻のラバーでこすると消せるボールペンです…」
「でもマーク描いた後は何もしてなかったよ？」
「そっか…。ありがと」

博士も中々頑張ったわね…。
新一と沖矢さんを見ると分かったのかニヤリと笑っていた。