ネタバラシ ページ42
「あら完璧!ちゃんと変装出来てるじゃない!」
「恐縮です…」
ママが赤井さんが沖矢昴にちゃんと変装出来てるかどうか見ている。変装させるの得意だし元女優であるママの目から見ても、完璧なら大丈夫だろう…。
最初来た時は大変だったなー…。日用品買いに行こうって言った次の日が雨で、変装が決まらなくて赤井さんは同行出来なかった。で、その事に気づいた新一は飴を差し出したんだよね。流石、鋭いわ…。
「でも残念ねー…。これで会いに来る口実が無くなっちゃったわ…」
「パパが嫉妬するわよ?」
そう言うと、あら優作が嫉妬する姿見てみたいわ!って頬を赤らめて言うから楽しんでるのは丸わかりだ。
「なーんて冗談よ!」
「ママ…」
「でも凄いわ…。まるで別人ね…」
「本当に赤井さんですか?」
「声は元のままだろ?」
赤井さんが生きてる事を漸くジョディ先生やキャメル捜査官に伝えられた。ジョディ先生には来てそうそう抱きつかれ、事情を聞かれたけど、話すからとりあえず中へ…と言って上がってもらった。
元通りとは言えないけど、2人は赤井さんが生きていた事に安堵し喜んでくれた。
「でも、沖矢さんの姿で声が赤井さんなんて違和感凄いですね」
「そうか?」
「はい」
笑って言ったら目を開けて睨まれた。赤井さんの緑の目が見えて咄嗟にジョディ先生の背中に隠れた。赤井さんの目とか久しぶりに見たわ…。
「声を変えられるの?」
「あぁ…。首に付けたこのチョーカー型変声機を使えば…沖矢昴になれる…」
「ほ、本当だ…声が変わった…」
「全て、変声機を作ってくれた阿笠博士と…この家の家主工藤優作氏の妻である有希子さんの変装術とその2人の娘Aが住まわせてくれた事…そしてこの策を授けてくれたこのボウヤ…江戸川コナン君のお陰だよ…」
赤井さんは目立たないアパートに住むって言ってたけど偶然火事になり新一がこの家に住むように提案した。で、その新一には連絡してるから大丈夫という事を2人に伝えた。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時