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「母さんに感謝するんだぞ…。私を変装させた後、すぐに飛行機でアカデミー賞の会場に向かって私を演じてくれたんだから…」
「あぁ…。身内の変装は得意だからな…」
「それで?私がわざわざ身代わりになったFBIの彼は…またここに戻ってくるのか?」
あ、そういえばママ…赤井さんの事褒めてたな…。あの時は頭を抱えたけど今は別の方で頭を抱えたよ…。
冷静に見えるけど嫉妬はするからねパパでも…。
「Aもその彼と一緒に住んでるようだし」
「大丈夫だよ、心配しないで。
それに守らなきゃいけない人がいるから、ね?新一」
「あぁ」
私と新一の様子を見てパパは、そうか…、と頷いた。
「でもちょっと悲しくなったよ…」
「「え?」」
「だって沖矢昴に変装してても中身はパパなんだよ!?名前にさん付けで他人行儀みたいにさー!」
「し、仕方ねぇだろ?昴さんがAをそう呼んでんだから…」
「それに安室透も!」
「安室さん?なんで…」
「だって明日でも良かったじゃない!私アカデミー賞楽しみにしてたのに!録画してるけど生で観たかった!!」
「そういえば彼と話してる時、その不満が聞こえてたな」
「だから今度会ったら文句言ってやるの!」
「ははは…程々にな」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時