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「あだ名がゼロ…。ジョディ先生やキャメル捜査官に言い放った『出て行ってくれませんかねぇ…僕の日本から…』のあの信念…。そこで確信したよ…。
ゼロっていうのは存在しない組織であれと付けられたコードネーム…日本の安全と秩序を維持する為に存在する…公安警察の俗称だ。
赤井さんに調べてもらったから確かだ…」
「…良かった…。あの人鋭いから敵だったら色々大変だったよ…」
「ああ…。だがあの2人の間には因縁があるみたいだけどな…」
「因縁…」
…でも、とりあえずこれで大丈夫だろう。沖矢昴と赤井秀一は別人だと思わせられたはずだし、安室透も敵じゃ無いと分かったし…。
『あ、すみません。何か勘違いだったようで…帰りますね…』
『ええ…』
帰ると聞こえて部屋から出て下に降りた。もちろん用があるように見せて。
「あれ?お帰りですか?」
「はい…夜分遅くにすみませんでした…。あ、帰る前に1つ聞いていいですか?」
「なんでしょう?」
安室透が沖矢さんに聞いた。何故自分のような怪しい人間を家に入れたんだ?普通は入れないでしょ?と…。
それに沖矢さんは咳払いを1回したあと
「是が非でも話をしたいという顔をされていたのでつい…ね?Aさん」
「え、えぇ…?」
「随分、話好きな宅配業者の方だなぁと思っていましたけど…中々面白い話を聞かせて頂きました。ありがとうございます」
「はぁ…そうですか…」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時