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「同じ…」
「え？」
蘭ちゃんの声が聞こえて見ると蘭ちゃんは口を開けて新一をジッと見ていた。
「コナン君が言った言葉、新一が言ったのと同じ…」
聞いた途端新一は、げっ！？と反応し私はパニクった。
「た、多分新一から聞いたのよ！そうよね、コナン君？」
「う、うん！サメが怖いって言ったら新一兄ちゃんがそう話してくれて…」
「…そうなの？でもそっか…コナン君、小学生だもんね！」
コナン君も怖いものとかあったんだー！と蘭ちゃんがニコニコして言った。納得してくれたようで安心して、ふぅ…と息を吐いた。
「お疲れ様…」
「ははは…。でも『新一兄ちゃんに聞いたんだ』の言葉はまるで魔法ね…。何でも通せる…」
「だな…」
蘭ちゃんを見てると携帯を取り出していた。でもメールを打ってるようにも電話をする素振りも見せなくて、ただ携帯を見てるだけだった。
「そういえば蘭ちゃんが携帯に付けてるマスコット、ここの売り物よね？」
「ああ…。まだ新一だった時オレ、蘭の携帯落としちまったんだ。で弁償するって言ったら『携帯買ってくれるんなら米花水族館で売ってるナマコ男ストラップも付ける事！』って…」
「あんた本当に蘭ちゃんの事好きねー」
「うっせー！」
その後、新一の携帯が鳴った。相手は蘭ちゃんからで新一は電話に出たあと離れた。
蘭ちゃんは頬を赤くさせてたから、もしかして告白の返事をするのかな？と思ったけど…
「バカねー！ちゃんと付けてたわよスポーツブラ！！」
蘭ちゃんが大声で言った。何の話してんの！？と驚いたけど止めるために近づいた。ジェスチャーでブラの付け方まで言ったあと、ハッとしたのか、何言わせんのよバカァー！！と言って切った。
「ら、蘭ちゃん…」
「お騒がせ娘ね…」
その後そそくさとその場を離れた。
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作者名：ウォーカー | 作成日時：2018年6月1日 16時
