今日:29 hit、昨日:27 hit、合計:41,118 hit
小｜中｜大
１０ ページ25
「その後トイレの裏の通風口をガムテープでふさぎ、駐車場の排水口にタオルを詰めて雨水が溜まるようにすれば下準備は終わりです」
「門奈先生には彼は車の中で寝てしまったとうそぶいて、雨水が溜まるのを待ち…しばらくたって心配性の門奈先生が丹波先生の様子を見に行けば計算通り…」
そしてその通りに門奈先生は丹波先生の様子を見に行き、車にいないことを告げに来て駐車場を捜す事になった。
駐車場に向かい雨水が十分に溜まった事を確認し、トイレの張り紙と南京錠を外し棚に置いていた缶に火をつけドアをガムテープで目張りした。
後は実験通りにトイレ内に雨水が吸い込まれ丹波先生が溺死…。その頃に門奈先生と共に丹波先生を捜して居酒屋を回りアリバイを作る。
「そして再び駐車場に戻り排水口のタオルを取って溜まった雨水を抜き、ガムテープを全てはがして棚で燃えた缶をゴミ箱に捨ててベルトのヒモを切り…トイレ内に水が溜まった事を隠す為に、棚の新しいトイレットペーパーを取り付けた後…たった今、遺体を発見したかのように悲鳴を上げたってわけさ！！」
「この犯行の肝は、いかに遺体発見を早めるかです。発見が遅れて死亡推定時刻の幅が広がればアリバイが無駄になりますから」
，
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 32人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウォーカー | 作成日時：2018年6月1日 16時
