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「真さんガンバッてー!」
京極さんの番が来てボールを投げた。そしたら前にある壁にボールが当たり、壊れた。それを見ていた園子ちゃん、蘭ちゃんは驚きで顔を青ざめさせ、世良真純は目を点にさせていた。
「京極さんはー…」
「器物損壊罪で捕まりそうだ…」
「やはり自分にはこういう小洒落た競技は向かないようで…」
「そ、そうね…」
園子ちゃんに見られてるし応援されるわでカッコイイとこ見せようとして力が入ったように見えたけど?
「今日、帰国したばかりで少々時差ボケも…」
「じゃあお父さんのレンタカーで仮眠を取ります?わたし車のキー預かってましたから…」
「では…お言葉に甘えて…」
京極さんは蘭ちゃんからキーを受け取り仮眠しに行った。
園子ちゃんは、せっかくのデートなのに…と不満げだったが、この後食事するし!と言って宥めた。
「ええっ!?いない!?」
見るとさっき毛利さんがボウリングを教えていた先生2人が話していた。何かあったのかな?
「丹波先生、車に乗ってなかったの?」
「えぇ…。車を抜け出してどこかに行ったみたい…」
「じゃあどうしてこのボウリング場に来ないのよ!?」
「さぁ…。もしかしたら車の陰とかで寝てるのかも…」
「冗談止めてよ!ずっと雨降り続いているのよ?」
「そ、そうだけど…」
「あのー、人捜しでしたら…この毛利小五郎にお任せを…」
話を聞いていた蘭ちゃんが毛利さんを呼んできてたみたい。そこから皆で探すことになったんだけど…
「え、私だけ留守番?なんで?」
「なんで?じゃねぇよ。外はまだ雨が降ってんだ。大人しく待ってろ」
そう新一に言われ私だけ残る事になった。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時