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「それより京極さん、右手の甲から血が出てますけど、まさかさっき世良さんとやり合った時に…」
「いや、これはさっき外で…」
「あのー…」
蘭ちゃんと京極さんが話してる時、女性が声をかけてきた。その女性は中学校で数学を教えている門奈道子さん。
話を聞くと道子さんの連れの男性にからまれ、みぞおちに1発食らわしたらしい。
「彼…ああ見えて体育教師なんです!普段は真面目な先生なんですけど、丹波先生酒が入ると人が変わっちゃって…」
別の女性、正木すなみさんがみぞおちに1発食らった人の事を教えてくれた。すなみさんは理科を教えてるらしい。
「彼、どうしてる?」
「車の中で寝ちゃったわ…。寝言で『あの野郎ぶっ殺してやる』ってつぶやいてたけど…」
物騒だな…。
その後、先生2人はこの後どうする?と話をした。どうやら丹波先生にボウリングを教えてもらう予定だったらしい。その時、ずっと酒を飲んでいた毛利さんが動き出した。
「先生方…お困りでしたら…」
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「腰ですよ腰!腰をもっとこっちに!
ボールを持った時、軸足とボールと頭が一直線になるようにね!」
毛利さんが丹波先生の代わりに教えてるけど、目が狙ってる…。後いちいち距離が近い。
「エンジンかかっちゃったね…」
「あのオヤジ…いつかセクハラで捕まるな…」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時