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(確かに美味しそう…見た目も綺麗だし)
それじゃ食べよ!と言って2人はフォークを持ちケーキに刺し、一口取って口に運んで食べた。
んー!と唸って左手を頬に当てている。
「「美味しー!」」
「あはは、ありがとうございます。君は食べないんですか?」
「美味しいよーAちゃん!」
「早く食べてみなよ!」
本当は食べたくない。もしかしたら何か盛ってるかもしれないし…。でも食べなかったら食べなかったで怪しまれるかも…。
チラッと2人を見ると、早く早く!と目で訴えてくるし安室透はニコニコ笑ってるし、何だこれって思ったけど、仕方ない…。
ここは、覚悟を決めて…!
「「どお?」」
一口食べると2人に聞かれた。でも何も言ってないのに2人は、美味しいんだねー!とか良かったねー!とか言ってる。
「まだ何も言ってない…」
「分かるよー!Aちゃん顔に出るもの!」
「いやー、いつ見ても癒されるねー!」
「何それ…」
苦笑いして返した。
こっちはそれ所じゃないよ…。近くに安室透が居るし油断出来ないのに。…でも2人の言うようにケーキは凄く美味しかった。
「気に入ってくれたようで良かったです。また食べに来てくださいね」
組織の仲間だし、話した時『コナン君』を強調したし…そんな人が居る店に来たくないのが本音。
でも新一に興味を持ちポアロに居るのなら危険だ。蘭ちゃん達はよくこの店を利用してる…。
料理の腕、ボクシング、見た目の良さ、紳士的、モテそう。なのに犯罪組織の一員なんて…残念だな…。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時