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「え、ポアロに?」
蘭ちゃん、園子ちゃんと一緒に買い物してその帰り道、ポアロに寄ろうと言われて断ろうとした。あの店には組織の仲間、バーボンが居るからだ。
「えー!行こうよ!わたし安室さんに会いたいし!」
「で、でもさケーキ食べに行くんでしょ?ならポアロじゃなくても…」
「わたし達が話してたのポアロで出たケーキだよ?」
聞くとそのケーキは安室透が作り、蘭ちゃんや園子ちゃんに食べさせた。凄く美味しいと評価され他のお客さんにも好評だったのでメニューに載った。
組織は菓子やボクシングが出来る人も入れるの?…まさかお菓子で釣り、油断させ、その後に始末するとか?何も知らない人なら上手くいく方法かも知れないが、私は正体を知っている。犯罪組織に身を置く人物だと。
(でもケーキで釣られるって単純過ぎじゃないか?)
「ねー!A行こ?安室さんが作ったケーキAにも食べてほしいのよ!」
「Aちゃんケーキ好きだし、気に入ると思うよ」
2人にそう言われるけどコレは聞けない…。ごめんね、と言って断った。そしたら2人は目を合わせて頷き、私の手を掴んだ。
「え?!」
「こうなったら仕方ないわ!強制連行よ!!」
「え、ちょっ!ええぇぇぇ!?」
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時