検索窓
今日:33 hit、昨日:27 hit、合計:41,122 hit

ページ12

リビングに行くと沖矢さんがソファーに座っていた。近づいて見るとイギリス土産の写真を見ていた。


「また見てるんですね。沖矢さん」
「Aさん。えぇ、このお土産はシャーロキアンにはとても嬉しい物です。ありがとうございます」
「お礼は蘭ちゃんに言ってください。撮ってきてくれたのは蘭ちゃんですから」


何枚もある写真から、シャーロック・ホームズの銅像を見つけた。この銅像の前で蘭ちゃんは芝の女王、ミネルバ・グラスさんに会ったって言ってたなー。


「沖矢さんってシャーロック・ホームズみたいですよね。殺しの事に詳しく冷静沈着。それに知性、観察力、推理力も凄いですし」
「いえ、僕が興味あるのは殺しではなく謎解きの方ですよ。
それに僕はホームズではなくDr.ワトソンですから」
「え?」


Dr.ワトソン?いや、この人はホームズでしょ。冷静だし推理力凄いし…。でもホームズじゃなくDr.ワトソン…。

『それくらいにはしといてやるよ…』


今の新一…?
突然脳裏に蘇った記憶。でも最近じゃない。もっと…ずっと前の…


「Aさん、見つめ過ぎです」
「あ、すみません!
…あの何故Dr.ワトソンなんですか?誰かに言われたとか?」


気になってそう聞くと、この人はフッ…と笑って


「さぁ…。どうでしょう…」


と言った。笑ったから答えてくれるんだって期待したのにこの人は…。


「それ答えになってないですからね。教えてくれないなら自力で解いてみせます」
「そうですか?では頑張ってください」


……何か楽しそうだなこの人。
バカにされた気がしたから絶対に解く!

3→←目的



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (15 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
設定タグ:原作沿い , 名探偵コナン , 緋色の帰還   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。