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「おい!そっちボディーチェックを終えたか?」
「こっちもチェック終了!宝石も亀もなかったわよ!」
中森警部に聞かれ園子ちゃんが答えた。
因みにボディーチェック中、色々な事が分かった。照明にウインチのような物が発見された事。天井や壁には細い糸状の物を埋め込んだ痕跡。さらにカウントが録音されたICレコーダーも発見された。そのカウントの音声に連動して紐が切れるように細工されていた事。
水槽も水を抜いて調べてるが、未だに亀は発見されていない…。
「ねぇ蘭ちゃん。カーペットがめくれ上がる前に離れたよね?あれ何で?」
「あの時園子に時間を聞かれたでしょ?携帯でチェックしようと思ったら開けた途端に画面が真っ暗になっちゃって…」
画面が真っ暗に…?その話を聞いていた新一は走って次郎吉さんに話を聞いてる。宝石にくっついてた金のネックレスの留め金はサビてた。鉄製だったと…。
(そっか…。キッドは宝石を盗んだんじゃなくて視界から消したんだ!)
「えぇー!?Aねーちゃん分かったの?亀は盗まれたんじゃなくて視界から消えた?!どーゆー事どーゆー事?!」
「ちょっ!?」
いきなり新一の子どもモードがきてビックリしたんだけど。しかも大声出されたせいで皆からの視線が痛い…。
「ばっかなの?!あんたも分かってるでしょ?何で麻酔銃使わないのよ!?」
「お前から聞いたって事に出来るし、世良が居るからな…」
「あ、そっか…。分かった」
「ねぇAちゃん、分かったって亀の居場所が分かったの?」
「あと、ガキんちょに何話してるのよ?」
「あ、ちょっとコナン君に手伝ってもらおうと思って…。それじゃお願いね、コナン君」
「うん!」
その後新一は、毛利さんにライターを持ってるか聞いた。100円ライターだが…と言って毛利さんは出してくれた。
「そのライターをこの真上から水槽の中に落としてみてよ!」
「ったく…。これで何がわかるって……あれ?落ちて来ねぇ…」
毛利さんは新一に言われた通り、ライターを水槽の中に落とした。普通なら落ちてくるのに落ちてこない…。それを見た毛利さんは、どうなってんだ!?と言って脚立に乗り上から見た。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年6月1日 16時