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その後、晴華さんは罪を認めた。晴華さんはお金持ちのお嬢様のフリをしていた。田舎から出てきたのでそうしないと誰も仲間に入れてくれないから、と。
バイトや借金までしたが初めてできた友達だから頑張れた。だが泰美さんにバレてしまい、しかも金ヅルだと言った。
友情を踏みにじった泰美さんを殺しその罪を玲治さんに擦り付けようとした…。
「そんなの最初から友達なんかじゃないよ!!」
「ええ、そうね…。缶ジュースの自動販売機と一緒だわ…。お金を入れれば喉を潤してくれるけど…入れなければ何も出してくれないもの…。
お金なんかじゃ人の心は買えやしないわよ…」
二人の言葉に私は胸がスッとした。
「覚えてる?あんたが蘭ちゃんに言った事」
「ああ…。金持ちの園子に出してもらえばって話だろ?…蘭に怒られたよ『一生親友でいたいから』ってな」
「…あの子達は大丈夫そうね」
車の中に居る子ども達を見て私は笑った。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月26日 17時