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「「「オーレーオレオレオレーウィアザチャーンピォン!ウィアザチャーンピオン!」」」
博士のビートルに乗りキャンプ場へ向かう。子ども達はキャンプが楽しみなのか元気が有り余ってるせいなのか少し、いやかなり騒がしい…。
「ねぇねぇ!Aお姉さんも一緒に歌って?」
「え?…どうして?」
いきなりの事で取り乱した。けど直ぐに笑顔を見せた。
何で歌わなきゃいけないんだ…。
「皆で歌ったら楽しいからですよ!」
「歌おうぜー!」
流石に勘弁してくれ…。
「私は歌うより聴く方が好きなんだー。だから皆の元気に歌ってる姿が見たいなー?」
言ったら子ども達はパァ…!と明るい顔をして、なら沢山歌おう!って事になった。
…しまった。これじゃ逆効果じゃないか…。
チラッと前を見ると新一が、バカだろ…って目で訴えてきた。やかましいわ。
…まあ言った手前聞き流す訳にもいかず、子ども達の楽しそうに歌う顔を見ながらリズムを取った。
そんなことしてると博士と話していた新一が急に、前!前!!と叫んだ。見ると車が1台停まっていて慌てた博士は急ブレーキをかけた。
「皆、大丈夫!?怪我は!?」
直ぐに子ども達に声をかけると子ども達から、大丈夫…、と返事が返ってきた。
怪我してないか確認し前に座る博士に声をかけた。
「もー博士ー…」
「すまんすまん…」
あはは…と苦笑いする博士。まあ、誰も怪我しなかったから良かったけど…。
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作者名:ウォーカー | 作成日時:2018年4月26日 17時